24 12月
ストレスは警告反応と訳される
医学、生物学用語で生体に有害刺激が加わると、脳の特定部位や下垂体前葉の分泌細胞の活動が高まり、それによって副腎皮質刺激ホルモンの分泌が増加し、その結果、血中の糖質コルチコイド濃度が上昇する。
この下垂体前葉―副腎皮質系の機能上昇は、有害刺激から生命を守り、生命を維持するためには不可欠なものである。
カナダの内分泌学者セリエH. Selyeは、ACTH分泌を増加させる有害刺激をストレッサーstressorと定義した。
これは生体諸機能にひずみstrainを生ぜしめるものという意味であるが、現在このようなひずみをおこすことを含めてストレスとよんでいる。
その後、カナダの内分泌学者フォーティアC. Fortierは、ストレッサーをその有害刺激の作用の仕方から、神経性、体液性、ならびにこれら両者の混合した型の3種に大別した。
これらの異常刺激に生体が曝露されると、生体は視床下部―下垂体前葉―副腎皮質系の活動を高めて循環血液中に副腎皮質から糖質コルチコイド濃度を上昇させて自己を防衛する。
その際、ストレッサーは、その種類によって生体にそれぞれ特異的な反応を引き起こすとともに、非特異的な変化を惹起する。
